登録販売者とは規制緩和による改正薬事法で新設された一般用医薬品を販売する資格の一つです。 |
この薬事法は平成20年4月に半世紀ぶりの改正があり、長い間、慣れ親しまれた薬種商の名称が消滅したのです。
改正された新しい薬事法では、一般用医薬品をリスクの程度に応じて、第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品の3つに分類されて、薬剤師は全てを販売できますが、登録販売者は最もリスクの高い第1類医薬品を除いた「第2類医薬品」「第3類医薬品」を販売することが出来ます。
また、一方では薬事法に基づいて一般用医薬品のリスク別の陳列、副作用が生じた場合の報告義務が課せられています。
それぞれ一般用医薬品の専門家が関与し、購入者に対して「適切な情報提供を行う」とともに「購入者の相談に対応する」などの制度が設けられ、新たな一般用医薬品の専門家として誕生したのが「登録者販売制度」です。
この登録販売者になるには、各都道府県で実施する「登録販売者認定試験」に合格しなければなりません。
この試験に合格すれば一般用医薬品を販売する薬局・店舗販売業などで働くことができます。
勿論、自ら店舗販売業を開設することもできます。
戦前の熊本県の薬業界は、熊本薬学専門学校(現熊大薬学部)があった関係から薬剤師の勢力は強く、薬局、 薬店を問わず、熊本県薬業組合に包括されていた。
昭和15年6月に、九州、沖縄薬主要連盟が設立されて、熊本支部長に初代会長の大木茂氏が選任された。
戦後の昭和23年6月、熊本市内を対象に「薬友会」を結成しその後、県下全域に広め「熊本薬友会」を結成し独立した薬種商団体として幾多の問題の解決に立ち上がることとなった。
昭和24年6月第1回創立総会を開催し、会員数195名をもって発足する。
これより毎年定期総会と薬学講習会を開催、薬剤師会との協調を図り県薬務課の指導を受けながら進んできた。
昭和37年4月30日 | 薬事法大改正後「第1回薬種商試験」が実施され、41名が受験。27名が合格し本県に新薬種商が誕生。 |
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39年11月 | 吉田富士夫氏 第2代会長となる。 |
40年4月1日 | 薬友会事務所 堀川健康堂内に事務所を置く。 |
40年6月 | 戸田勇氏 第3代会長となる。 |
41年4月 | 13日から23日まで11日間、協会として薬種商受験講習会を開催。 |
43年5月 | 本会の名称を「熊本県薬種商協会」と改称する。 |
43年11月 | 第1回全国統一薬事講習会が開催される。 |
44年11月 | 薬種商の問題解決に、必要と痛感し自民党に全員集団入党して、支部となる。 |
45年5月 | 創立20周年記念大会を開催。 |
50年5月 | 堀川健年氏 第4代会長となる。 |
54年5月 | 創立30周年記念大会を開催。 |
57年8月 | 本会が社団法人として許可される。 |
60年8月 | 全薬協九州ブロックソフトボール大会を本県で開催。 |
平成元年5月 | 創立40周年記念大会並びに自民党入党20周年記念大会を開催。 |
2年6月6日 | 第43回全国大会が熊本県立劇場において、1,600名が集い盛会に開催される。 |
3年8月30日 | 千原信明氏 第5代会長となる。 |
3年11月6日 | 新事務所開設、世安町の現在地に事務所を移転。 |
5年5月 | 定款および施工細則の改正をする。 |
5年7月7日 | 第1回 女性部セミナーを開催する。 |
6月1月6日 | 熊本県薬種商政治連盟を設立する。 |
9年7月 | 薬種商ガイドラインについて県薬務課と検討会を開催。 |
10年1月 | 「薬種商業務運営ガイドライン熊本県運用指針」を1月1日より施行する。 |
10年9月16日 | 薬種商ガイドラインに則り、第1回目の「生涯研究会」を開催。 |
11年5月 | 大森美智子氏 第6代会長となる。 |
11年8月 | 昭和36年以降の薬種商試験(新法)合格者をもって組織していた、熊本県薬新会を解散した。35年間続いた。 |
16年3月 | 資質の向上のための生涯学習研究会を年6回開催する。 |
20年5月 | 新制度の医薬品登録販売者受験のための講習会を開催。 |
20年10月14日 | 創立60周年記念大会を崇城大学市民ホールにて開催。 |
21年5月 | 薬事法改正に伴い、社団法人 熊本県薬種商協会を社団法人 熊本県医薬品登録販売者協会に改称する。 |
26年10月 | 一般社団法人 熊本県医薬品登録販売者協会と改称する。 定款および施行細則の改正をする。 |
27年5月 | 穴見親氏 第7代会長となる。 |
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